大原道おはらみち)” の例文
独りでしゃべって、独りでうなずきながら、旅の琵琶法師は、落陽おちびのさしている風の中を、大原道おはらみちのほうへとぼとぼと歩み去った。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこは、志賀山越えと大原道おはらみちとのわかれ目であった。一面の琵琶びわを背に負い、杖をついてとぼとぼと志賀の峠から下りてくる法師があった。足もとの様子で盲人と見たので、草の中から稚子ちご
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)