大人前オシユメイ)” の例文
さう思つてゐる中に、大人前オシユメイがずつと進んで出て、郡是として、其年から励行する事になつた節約主義を、哄笑を誘ふ様な巧みな口ぶりであてこすつた。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此は考位ヲトコカタの祖先の代表と謂ふ祖父オシユメイと、妣位ヲンナカタの代表と伝へる祖母アツパアと言ふのが、其主になつて居る。大人前オシユメイは、家人に色々な教訓を与へ、従来の過ち・手落ちなどを咎めたりする。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)