夜中よるぢゆう)” の例文
自分はいへへ這入つて寝床に就てからも夜中よるぢゆう遠くの方で鳴いては止み、止んでは又鳴く小犬の声をば、これも夜中絶えては続く雨滴あまだれの音の中に聞いた……
花より雨に (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
自分はいへへ這入つて寢床に就てからも夜中よるぢゆう遠くの方で鳴いては止み、止んでは又鳴く小犬の聲をば、これも夜中絶えては續く雨滴あまだれの音の中に聞いた………
花より雨に (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)