多紀桂山たきけいざん)” の例文
允成がこのたなを借りたのは、その年正月二十二日に従来住んでいた家が焼けたので、しばら多紀桂山たきけいざんもとに寄宿していて、八月に至って移転したのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)