増備ましそなえ)” の例文
魚の鰭や尾の附根の美味うまいのは、そこの筋肉が激しく使われながら、一向浪や潮に蝕まれず、常にこれに応ずる筋肉の組織を増備ましそなえして行って、いつも生々活溌の気を貯えているので
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)