“塩物断”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおものだ50.0%
しおものだち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
省作が永くわずらった時などには、母は不動尊に塩物断しおものだちの心願しんがんまでして心配したのだ。ことに父なきあとの一人ひとりの母、それだから省作はもう母にかけてはばかに気が弱い。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
お雪の方で怨んでい筋だ、殊に去年の秋から来て居て、の通り親切に忰の看病をするのは何うだえ、まだ年もいかないのに塩物断しおものだちをしたり