塩焙えんはい)” の例文
緑樹のかげにとう(こしかけ)を寄せて、麥酒の満をひく時、卓上に香魚の塩焙えんはいがあったなら涼風おのずからよだれの舌に湧くを覚えるであろう。
香魚の讃 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)