塩瀬しおせ)” の例文
それから今一つ塩瀬しおせの菓子折の包みを受け取ると、わざとらしく丁寧に一礼して先に立った。私は詐欺か何かの玉に使われているような気になって磨き上げた廊下をあるいて行った。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)