“塩屋”の読み方と例文
読み方割合
しおや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
産額で一番大きなものの一つは団扇うちわであります。丸亀まるがめ市がその産地で、特に塩屋しおやはその中心であります。年額は三百万円を超えこれにたずさわる工人は三千人と称します。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
右には未だ青き稲田をへだてて白砂青松の中に白堊の高楼あま塩屋しおやに交じり、その上に一抹の海青く汽船の往復する見ゆ。左に従い来る山々山骨さんこつ黄色く現われてまばらなる小松ちびけたり。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)