堰止せきど)” の例文
わけても、難事業と見られるのは、足守川あしもりがわ堰止せきどめ工事と、鳴谷川なるやがわの引き込み工事とであった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの河原地はな、父上が生きていた頃、毎年毎年の出水を、やっと、堰止せきどめして、それこそ、十年がかりで、麦でも作れるような土地にしたのだ。——おれは、小さい頃、それを見て、覚えている。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)