堤囲どてがこ)” の例文
やがてその姿は、出た所から遠くない墨屋敷の堤囲どてがこいへ入り、甲賀家の古い黒塀に沿って、ピタ、ピタと藁草履わらぞうりの音をすりながら
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)