“垂直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいちょく80.0%
ひたゝれ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その最後部さいこうぶの部屋へはいると、X号はひざまずいて、まるい鉄のふたをひらいた。中には小さな部屋があって、垂直すいちょくな鉄ばしごがさがっている。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わきまえているけだし雲雀は垂直すいちょくに舞い上り空中の一箇所に留まっていて再び垂直に降下するのであるされば自然と元の籠へ戻るようになる雲切りとは云うけれども雲を切って横に飛ぶのではない雲を
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「不足らしい顏をするなよ、お前と張合ふ氣遣けえはねえ。昔々の大昔の色男だ。光る源氏と言つてな、まるで八五郎に垂直ひたゝれを着せたやうな男さ」