圓滑ゑんくわつ)” の例文
新字:円滑
圓三郎の舌は次第に圓滑ゑんくわつに動きます。最初遠慮してゐたのが、平次の問ひにつれて、次第に日頃の鬱憤うつぷんが點火されて行くのでせう。
『さう』とつて公爵夫人こうしやくふじんは、『それにも徳義とくぎがある——「それは、それは友愛いうあいです、それは友愛いうあいです、それは此世このよ圓滑ゑんくわつにするところのものです!」』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)