“四方庵”の読み方と例文
読み方割合
よもあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『きょうも、例の四方庵よもあんへ茶の稽古けいこに行ったのだ。指南をうけて、帰りがけ、この次の稽古には、六日の朝がた参ります——と、こう何気なく云ったのだ』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当月十四日、大友近江守どのお招きのうえ、茶会のおもよおし有之これあり四方庵よもあん宗徧そうへん宗匠にも出席のはずに候
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五郎作の茶道の師匠に、四方庵よもあんと申して、山田宗徧やまだそうへんという宗匠がある、御老中小笠原佐渡守のお抱えで。——上野介殿も、その四方庵の門について茶を学ばれたのです。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)