囚奴しゅうど)” の例文
その人は誰ぞ、踏海とうかいの失敗者、野山の囚奴しゅうど、松下村塾の餓鬼がき大将、贈正四位、松陰神社、吉田松陰なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ああ、予去年来すところ、かみは国に忠ならず、下は身に名なし、はずかしめられて囚奴しゅうどり、人みなこれを笑う。士として下才を以てこの世に生まる、悲しいかな。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)