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噪音
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さうおん
ふりがな文庫
“
噪音
(
さうおん
)” の例文
そしてそこからは
噪音
(
さうおん
)
の
中
(
うち
)
に、寂びを含んだ鐘の音が静かに流れて来た。私は口の中で「ぢやらんぽうん」と真似をして見た。併し実際はさう鳴つてはゐなかつた。
父の死
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
感情の
激昂
(
げきかう
)
から彼の胸は大波のやうに高低して、喉は笛のやうに鳴るかと思ふ程
燥
(
かわ
)
き果て、耳を
聾返
(
つんぼが
)
へらすばかりな内部の
噪音
(
さうおん
)
に
阻
(
はゞ
)
まれて、子供の声などは一語も聞こえはしなかつた。
An Incident
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
“噪音”の意味
《名詞》
噪 音(そうおん)
振動が不規則で振動時間が極めて短く、音の高さが定まらない音。
うるさい音。
(出典:Wiktionary)
噪
漢検1級
部首:⼝
16画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“噪”で始まる語句
噪
噪然
噪々
噪気
噪閙
噪雑
噪聒
噪舌
噪鈎