嘲弄者ちょうろうしゃ)” の例文
独楽こまのようにぶん廻った。しかも少しも音を立てない。十回あまりも繰り返した。しかし憎むべき嘲弄者ちょうろうしゃを、発見することは出来なかった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
やぐら狭間はざまから彼方かなた嘲弄者ちょうろうしゃの群れへむかって、つるべ撃ちを喰わせたのである。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)