“啖付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くいつ66.7%
くらひつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこいらに居る役者たちの咽喉（のど）笛に、黙って啖付（くいつ）いてみたくなる事がある位ですが、ホントウに啖付（くいつ）いてもよござんすか……ってスゴイ顔をして轟さんにお迫りになったそうですね
二重心臓 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)
「啖付（くいつ）いても大事ないかえ」
超人鬚野博士 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)
俺も外の奴には恐い顔をして随分啖付（くらひつ）きさうな素振をして嚇かしたが、此正直な神野霜兵衛さんには何時でも尻尾（しつぽ）を掉つて愛想をしたから、一度は麺包（パン）のお土産を頂戴したことがあつた。
犬物語 (新字旧仮名) ／ 内田魯庵(著)