“哲三”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てつさん50.0%
てつぞう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栗本先生は若い時の名を哲三てつさんといい、年とってからの号を鋤雲じょうんといいました。先生は額も広く、鼻も厚く、耳や口も大きかったものですから、「おばけ栗本」の異名をとったくらいです。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
通称は哲三てつぞう、栗本氏に養わるるに及んで、瀬兵衛せへえと改め、また瑞見ずいけんといった。嘉永三年に二十九歳で奥医師になっていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)