吹雪僵ふぶきだおれ)” の例文
別離苦わかれ一目ひとめてえんでたった一人ひとり駈出かけだしてさ、吹雪僵ふぶきだおれになつたんだとよ。そりやあとで分つたが、そン時あ、おいらツちがおぶつてうちまで届けて遣つた。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)