君美きみとみ)” の例文
たしか『太陽』の口絵にて見たるようなりと考うれば、さなり三条君美きみとみの君よと振返れば早や見えざりける。また降り出さぬ間と急いで谷中やなかへ帰れば木魚の音またポン/\/\。
半日ある記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)