吉事よごと)” の例文
あらたしきとしはじめの初春はつはる今日けふゆきのいや吉事よごと 〔巻二十・四五一六〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「いや吉事よごと」は、益々吉事幸福が重なれよというので、名詞止めにしたのも、やはりおのずからなる声調であろうか。また、「吉事よごと」という語を使ったのも此歌のみのようである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)