古色こしょく)” の例文
古色こしょくおびただしい青銅の竜がわだかまつて、井桁いげたふたをしてりまして、金網かなあみを張り、みだりに近づいては成りませぬが、霊沢金水れいたくこんすいと申して、此がために此の市の名が起りましたと申します。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)