“友熊”の読み方と例文
読み方割合
ともくま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おおかた友熊ともくまだろうぐらいに橋本と二人で見当をつけて返事をさせた。これが白仁長官しらにちょうかんの好意から出た聞き合せであった事は旅順に着いてのち始めて知った。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
旅順から二度目の電話がかかった翌日の朝、橋本と余は、この旧友に逢うため、また日露の戦跡をるため、大連から汽車に乗った。乗る時、是公が友熊ともくまによろしくと云った。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)