友春いうしゆん)” の例文
文化元年十三歳の時愷の兄友春いうしゆんに汚行があつて、父玄昌はこれを恥ぢて自刃した。愷は兄の許にあるをいさぎよしとせずして家を出で、経学の師嘉陵村尾源右衛門と云ふものに倚つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)