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厭人
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えんじん
ふりがな文庫
“
厭人
(
えんじん
)” の例文
やはり前に述べました極めて明晰な頭脳と、
厭人
(
えんじん
)
的にハニカミ
勝
(
がち
)
な性格に押え付けられているらしく思われるのであります。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ショーペンハウエル的
厭人
(
えんじん
)
感のニヒリズムから、毒々しい
挑戦
(
ちょうせん
)
的の態度に於て、浪漫派の感傷的なる愛や人道主義やを、梅毒のように不潔視した。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
それでも、永年の
慣習
(
しきたり
)
というものは恐ろしいもので、かえって御当人達には、人に接するのを嫌う——いわば
厭人
(
えんじん
)
とでも云うような傾向が強くなってまいりました。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
例えば
高蹈派
(
パルナシアン
)
の去勢された末期詩人は、彼等の詩派からその懐古的ロマンチックや、
厭人
(
えんじん
)
病的の厭世感や——それが実に高蹈派の「詩」なのである——を紛失させて
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
“厭人”の意味
《名詞》
他人との付き合いを避ける人。
(出典:Wiktionary)
厭
漢検準1級
部首:⼚
14画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“厭人”で始まる語句
厭人的
厭人病
厭人症
厭人癖
厭人病者
厭人主義者