“原城”の読み方と例文
読み方割合
はらじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細川勢は、抑えに抑えた河水が堤を決したように、天草領へ雪崩なだれ入った。が、しかし一揆らが唯一の命脈と頼む原城はらじょうは、要害無双の地であった。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
城を囲んでいる九州諸藩の軍勢四万三千人のうち、原城はらじょうの陥落を望まなかったのは、恐らく甚兵衛一人であったろう。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)