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危機一髪
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ききいっぱつ
ふりがな文庫
“
危機一髪
(
ききいっぱつ
)” の例文
旧字:
危機一髮
その
危機一髪
(
ききいっぱつ
)
を、薬師寺十郎次郎なる者が、彼を、自分の馬に乗せて須磨口へと逃がしたのである。そして十郎次郎は戦死した。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私はここ
危機一髪
(
ききいっぱつ
)
を誤まれば自分の日本人たる事が
顕
(
あら
)
われてあるいは大なる災害を自分の恩人たる大蔵大臣およびセラ大学に及ぼすかも知れない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
見物人は、新吉が
芸
(
げい
)
をしくじったことなどはすっかり
忘
(
わす
)
れて、
危機一髪
(
ききいっぱつ
)
というとき、ファットマンの長い鼻がうまく食い止めたということを、
涙
(
なみだ
)
を流さぬばかりによろこんだのです。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
危機一髪
(
ききいっぱつ
)
というところで、子供がわあッと泣いたため、恐竜がわれわれのいることに気がついてとびかかって来たらどうするんだ。われわれの生命の安全のために、われわれは幼児の同行に反対する。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“危機一髪”の意味
《名詞》
危機一髪(危機 一髪:ききいっぱつ)
髪の毛一本ほどの差で危機を脱する事。「危機一発」は誤りであるが、洋画の邦題としてあえて用いられたことがある。
(出典:Wiktionary)
危
常用漢字
小6
部首:⼙
6画
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
“危機一”で始まる語句
危機一髮