卜筮者うらないしゃ)” の例文
まず神下しあるいは卜筮者うらないしゃに尋ねるけれども、その人らがいわゆる一時の流行で私に対して指名するものですから、やはり馬でもって私を迎えに来るです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
精神病者を魔者にかれたものとして、片端かたっぱしからき殺している光景を描きあらわしたもので、中央にりまする、赤頭巾に黒外套の老婆が、その頃の医師、兼祈祷師、兼卜筮者うらないしゃであった巫女婆みこばばあです。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
自分がよいと思ったから遣るというような事はほとんどチベットでは例を見ることが出来ない。卜筮者うらないしゃなり神下しがきっとよいといえばそれでたちまち結婚の相談が成り立つのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
そこでその娘の父母が「それでは娘を遣りましょう」とほぼ承諾しても、まず卜筮者うらないしゃとかあるいは高僧に判断を乞うとか、または神下かみおろしについてまずその吉凶いかんを尋ねに行くです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)