南柯夢なんかのゆめ)” の例文
彼はこの机の上で、弓張月ゆみはりづきを書き、南柯夢なんかのゆめを書き、そうして今は八犬伝を書いた。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
線の太い歴史物よりは『南柯夢なんかのゆめ』や『旬殿実々記しゅんでんじつじつき』のような心中物に細かい繊巧な技術を示しておる。『八犬伝』でも浜路はまじ雛衣ひなきぬ口説くどきが称讃されてるのはあながち文章のためばかりではない。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
彼はこの机の上で、弓張月ゆみはりづきを書き、南柯夢なんかのゆめを書き、さうして今は八犬伝を書いた。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)