“南屏山”の読み方と例文
読み方割合
なんびょうざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さもなければ、つい広言のてまえ、自信もなくやり出したことで、今頃は、南屏山なんびょうざんの七星壇に、立ち往生のかたちで、後悔しているのではないかな
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兵符へいふをうけて、その発向を知った周瑜は、すぐ一軍を派して、南屏山なんびょうざんのいただきに大旗をさしあげ、まず先手の大将陸遜りくそんを迎え、続いて孫権の許へも
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「十一月二十日は甲子きのえねにあたる。この日にかけて祭すれば、三日三夜のうちに東風たつみが吹き起りましょう。南屏山なんびょうざんの上に七星壇せいだんを築かせて下さい。孔明の一心をもって、かならず天より風を借らん」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)