“半瓦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんがわら75.0%
はんかわら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、半瓦はんがわらの者が立てた辻々の立札も、夏草の背にかくされ、或は雨で仆れたり、まきに盗まれたりなどして、もう眼にふれる折もなかった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それがめずらしいといって遠くから見物に来る人が多く、半瓦はんがわらの弥次兵衛という綽名あだながつけられて、大評判であったという逸話いつわも伝わっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
中くらいの場所は表側おもてがわだけ瓦葺きで、いわゆる半瓦はんかわらの家はめずらしくなく、まして場末ばすえには瓦一枚もつかわぬ家ばかりであったが、わずか四、五年をへだてて二度目にくだって見ると
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)