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半夏
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はんげ
ふりがな文庫
“
半夏
(
はんげ
)” の例文
奧州の南部には、字の讀めない者に讀ませるやうに、——繪で書いた暦がある。——
禿頭
(
はげあたま
)
に濁りを打つて
半夏
(
はんげ
)
と讀ませる——と言つたやうな話を
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
硫黄
(
いおう
)
か懐中
付木
(
つけぎ
)
をふところにして乗ると船に酔わないというが、ひどく船酔いした時には、
半夏
(
はんげ
)
陳皮
(
ちんぴ
)
茯苓
(
ふくりょう
)
の三味を合せて呑ませるさ、だが、そんな物のない場合が多いから、しかる時には
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
禿頭
(
はげあたま
)
に濁りを打って
半夏
(
はんげ
)
と読ませる——と言ったような話を思い出して、俺はさっそく
麻布
(
あざぶ
)
の南部様御屋敷へ出かけたのさ
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“半夏(カラスビシャク)”の解説
Pinellia ternata
カラスビシャク(烏柄杓、学名:Pinellia ternata)とは、サトイモ科の植物の一種である。別名や、乾燥させた根茎は半夏(はんげ)の名で知られる。花は小型の仏炎苞で、ひものような付属体が上部に伸びるのが特徴。
(出典:Wikipedia)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
夏
常用漢字
小2
部首:⼢
10画
“半夏”で始まる語句
半夏生
半夏桃
半夏至