十分許じつぷんばかり)” の例文
めて置いてくれ」と命令した。門野は妙な顔をして障子をめてて行つた。代助はくらくしたへやのなかに、十分許じつぷんばかりぽかんとしてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)