“北支”の読み方と例文
読み方割合
ほくし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沢村さんは満洲まんしゅうへ、松山さんはジャワへ、森さんは北支ほくし、七番の坂本さんはアラスカへと皆どこかへ行ってしまった。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
昭和十二年の七月、北支ほくし蘆溝橋ろこうきょうに起った一事件は、その後政府の不拡大方針にもかかわらず、目に見えない大きい歴史の力にひきずられて、漸次ぜんじ中支に波及して行った。
原子爆弾雑話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
北支ほくしから、中支ちゅうしへ二ねんばかり。」
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)