化葛籠ばけつづら)” の例文
技師の旦那の奥様と坊ちゃまのお骨と聞いて、安心したも、おかしなものでございますがね、一軒家の化葛籠ばけつづらだ、天幕の中の大革鞄じゃあ、うちに何が入ってるか薄気味が悪かったんで。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)