副食物ごさい)” の例文
平生ふだんから粗末な物ばかりを喰べる習慣で、割当てようのない奢った副食物ごさい故意わざと子供にも遣らずに非人の私に下さる。
私の口から云うのも何で御座いますが、親父は市場でも相当顔の利いた禿頭はげで御座いましただけに、その頃はまだ警察からめられておりましたフクを平気で自宅うち副食物ごさいにしておりました。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)