出矢櫓でやぐら)” の例文
それさえ収容できぬほど、対岸の高矢櫓たかやぐら出矢櫓でやぐらの弓陣は、進み出る人影さえ見れば、どっと、矢の乱射を集中してくるのだった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)