凭懸もたれかか)” の例文
帯を掴んで、ぐい、と引いて、おんなの膝を、洋服の尻へ掻込かいこんだりと思うと、もろに凭懸もたれかかった奴が、ずるずるとすべって、それなり真仰向まあおむけさ。傍若無人だ。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)