凄焉せいえん)” の例文
小坊主は凄焉せいえんたる声で、こんなことを言い出しました。さきほどから聞いていれば、この小坊主の言うことが、いちいち癪にさわらないではない。お銀様も今の言葉を幾分か不快に思ったらしく
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)