“冷罨法”の読み方と例文
読み方割合
れいあんぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし竜之助は冷罨法れいあんぽうを施しつつ答えず。男妾はいても立ってもいられないように、座敷の中を飛び廻って
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
うすいふすぼりが、うばの手が榊を清水にひたして冷すうちに、ブライツッケルの冷罨法れいあんぽうにもかなえるごとく、やや青く、薄紫にあせるとともに、が銀の露に汗ばんで、濡色の睫毛まつげが生きた。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そうなると、いよいよ冷然たるもので、竜之助は冷罨法れいあんぽうをつづけながら
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)