冊封さくほう)” の例文
もっとも右の琉球語彙は冊封さくほう副使の徐葆光じょほこうが康煕五十八、九年(享保四、五年)即西暦一七一九、二〇年在琉中に自ら蒐集したものではなく
征服後、島津氏が琉球王をしてあいかわらず、支那皇帝の冊封さくほうを受けさせたのもこれがためです。
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
後漢の光武帝の時に入貢してその冊封さくほうを受け、印綬を賜わったことが後漢書に見えている。
国号の由来 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
それに就ては秀吉から明へ朝貢して冊封さくほうを請願して許可を受ける、要するに秀吉が降伏して明の臣下となつて日本国王にして貰ふ、といふ意味だ、かういふ条件をだしてきた。
二流の人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)