内証事ないしようごと)” の例文
旧字:内證事
女にしてみれば、この偉い発明家が何か知ら内証事ないしようごとを、自分にだけ打明けて呉れるといふ事が、何よりも嬉しかつたのだ。
鼓村氏は天国といふ所は猿芝居の掛小屋かけごやのやうなものだなと思つた。で、今度は内証事ないしようごとのやうに声を低めて訊いた。
これはほんの内証事ないしようごとだが、こゝに往時むかしから言ひ伝へた出世の秘法といふものを一寸お知らせする。
(男といふものは猫のやうによく女の内証事ないしようごと発見めつけるものなのだ。)