“六波羅密”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろくはらみつ50.0%
ろっぱらみつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然し寂照は寂照であった、鳥影が池上にちたのみであったから、白蘋緑蒲はくひんりょくほ、かつて動かずであった。今は六波羅密ろくはらみつの薄いころもに身を護られて、風の射るもとおらざる境界きょうがいに在るものであった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
静慮は悟道に入ることのできる六波羅密ろっぱらみつの一つであって、釈迦牟尼しゃかむにはその後年の教えにおいて、特にこの方法を力説し、六則をその高弟迦葉かしょうに伝えたと禅宗徒は確言している。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)