“八尾(やつお)” の例文
今申しました紅殻入(べにがらいり)の紙は、越中婦負(ねい)郡の八尾(やつお)地方で作られます。土地では「赤傘(あかがさ)の相竹(あいたけ)」と呼びます。この町は和紙で誇るべきものを幾種か有(も)ちます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
取手(とって)の宿(しゅく)の安孫子屋にいるだるまで名はお蔦、越中八尾(やつお)の生れで二十四になる女だとはっきりいっておやり。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
お蔦 (思い出して泣けてくる顔を隠すとて、後向きになり、声を低めて唄い出す、故郷の名物、八尾(やつお)の小原節)おらちゃ友達や、さたね(菜種)の花よ、ハア、どこいしょのしょ。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)