全裸まっぱだか)” の例文
「オイ! 此女は全裸まっぱだかだぜ。え、オイ、そして肺病がもうとても悪いんだぜ。わずか二やそこらの金でそういつまで楽しむって訳にゃ行かねえぜ」
淫売婦 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
引めくるように、その風呂敷がとられると、いきなり露出むきだしにされたものは、あの美しく、年若き妖婦、葉子の、それこそ一糸も纏わぬ全裸まっぱだかの肢体だった。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
全裸まっぱだかのまま無作法な姿をしているだけのものであった。
魔像 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)