兎芽子うはぎ)” の例文
一首の意は、若し妻が一しょなら、野のほとりの兎芽子うはぎ(よめ菜)を摘んで食べさせようものを、あわれにも唯一人こうして死んでいる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そして野の兎芽子うはぎはもう季節を過ぎてしまっているではないか、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)