免罷めんひ)” の例文
保は前年の暮に東京にって、仮に芝田町しばたまち一丁目十二番地に住んだ。そして一面愛知県庁に辞表を呈し、一面府下に職業を求めた。保は先ず職業を得て、次で免罷めんひの報に接した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)