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兌換
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だかん
ふりがな文庫
“
兌換
(
だかん
)” の例文
この金札は
兌換
(
だかん
)
紙幣だったにかかわらずほとんど信用されず、たちまち取付けにあうという有様だった。
Moods cashey
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
隣邦の中華では、すでに
元朝
(
げんちょう
)
の初めにこれをこころみて失敗していた。紙幣制度にはかならず附帯していなければならない
兌換
(
だかん
)
の約が国におかれてなかったからである。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、もしかしたら、これは金や物に
兌換
(
だかん
)
するための関係ではないのかもしれない。
その一年
(新字新仮名)
/
山川方夫
(著)
兌換
(
だかん
)
制度があやふやだつた爲に、地方には
藩札
(
はんさつ
)
といふものはあつても、庶民の間には強制的に流布させる外はなく、一歩藩の外へ出ると、その藩札といふ紙幣の通用はむづかしかつたので
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
女の犯罪として、案外一番すくないのは治安維持法違反と、文書偽造、
兌換
(
だかん
)
券偽造とか云った罪名でした。殺人の二十三人と云うのはいったいどうしたことかとわたしは暗然となるのです。
新生の門:――栃木の女囚刑務所を訪ねて
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
“兌換”の意味
《名詞》
兌 換(だかん)
紙幣を正貨と引き換えること。
(出典:Wiktionary)
兌
漢検1級
部首:⼉
7画
換
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“兌換”で始まる語句
兌換劵
兌換券