充分いっぱい)” の例文
自分も同じように振舞いたいと思って手の届くところにえている虎杖すかんぽを力充分いっぱいに抜いて、子供たちのするように青い柔かい茎をんでも見た。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
暗緑のしめっぽい木立を抜けるとカラリと晴れた日を充分いっぱいに受けて、そこはまばらに結った竹垣たけがきもいつか倒れてはいたが垣の外は打ち立てたようながけ
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
そして何だかそのいとに身も魂も誘われて行くようにいとせめて遣瀬ない思いが小さな胸に充分いっぱいになった。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)